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2016年12月24日土曜日

今では考えられない日本プロ麻雀協会の歴史⑤クリスマス対局

協会最後の公式対局がこの土日に開催されている

12/24 半期リーグ(C2,C3,D最終節)
12/25 女流雀王決定戦最終日

イエス・キリストの誕生日を祝う聖なる夜とその前夜に、
こんな修羅場が2連発でぶち込まれている年というのも珍しい物だ。

私は今年「誕生日に対局」というのは経験した。
この時に「お前ら誕生日くらい優しくしろ!負けたら落ち込むだろ!」と同卓者に言ったが、
今日に関しては会場の全員が誕生日みたいな状態である。
つまり終了時に会場の数人が必然的に「聖なる夜なのに降級」とかいう泣けてくる状態になるわけだ。

明日の決勝最終日についてはもっとそうだろう。
一人が最高のプレゼントを貰う一方で残りの三人がサンタさん、
なんというか勝負の世界は残酷だし、この日程って結構非情である。
・・・・まあほかに確保できる日が無い以上仕方ないのだがw

さて前回土日とクリスマスが重なったのは約6年前、その前は約12年前なわけだが
この当時は協会において「12/24,25は対局はしない」という暗黙の掟があった。
まあ昔は麻雀界のイベント数も今より少なかったので日程確保も問題なかった点が大きいが、
それ以上に冒頭に書いたような「クリスマスに対局って・・・・」という考えが事務局にあったのだろう。

実際6年前に三木君(仮)がちょうど12月の対局(リーグ戦)について日程変更をする事になった際、

事務局長「12月か1月の土日で暇な日を教えてください」
三木君「12/24,25が暇です。キリッ」
事務局長「・・・・空気よんでください」

なんて事もあった。
今となっては普通に通常対局日になっているのだから不思議な話だ。


ちなみに「クリスマスなんて関係ない」という考えが生まれたのは
実はこの翌年である。

この年、
オータムCCなど新タイトルの創設や他団体のイベントも増えた事による、
協会は11月、12月のスケジュール調整について四苦八苦をしていた。

そんな中で事務局は女流雀王決定戦について
「女流雀王決定戦を三日間(15半荘)から二日間(10半荘)に短縮」
という提案をしたのである。
※他大会のシードの関係で年内に終わらせる必要もあった。

しかしこの時女流Aリーガー達がほぼ口をそろえて、
「クリスマス?何それ?おいしいの?」
と意見したことにより決勝は12/24に開催されたのである。

シビアな勝負の世界に生きる女たち、
考え方もやはりシビアだった。


さていよいよ明日、女流雀王がきまるわけだ。
皆さん改めて放送をTS、視聴を。完全無料です!
http://sp.live.nicovideo.jp/watch/lv284962720
https://freshlive.tv/npm2001/69525

そして改めてメリークリスマス!