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2016年10月20日木曜日

今では考えられない日本プロ麻雀協会の歴史③

「入れ替え戦」という言葉、
最近の協会員は馴染みが無いと思う。

入れ替え戦は言わばリーグ戦のプレーオフみたいな物で
リーグ戦でギリギリ降級を免れた2名とリーグ戦でギリギリ昇級を出来なかった2名で、
半荘数回を打ってその中で昇級・降級・残留を競うのである。
たとえば今期の我が団体のリーグ戦結果を元にしたこちらの図で考える。


蔵とのデットヒートに勝って降級を逃れた伊達さん、
途中結構あぶなかった佐久間さん、
以上2名がAより、


後半やたらとついてたのに惜しくも昇級できなかった可哀想な須田さん、
残り2節でポイントを減らして昇級に届かなかった可哀想な清田さん、
以上2名がB1より、


この4名から、Aリーガー2名とB1リーガー2名を決する為に戦うわけです。
一年の結果を大きく左右する大事な対局だけに観戦する身としても熱い物でした。

昔、第4期くらいまでは協会もこの入れ替え戦制度を採用していました。
当時はB1とB2間でも入れ替え戦はあって、
僕は第4期B2リーグの最終戦最終節で佐久間さんに屈して入れ替え戦行きを逃しました。
あの時はB2生活がその後含めて11回にもおよぶなんて想像もしていなかったけど・・・・


あと伊達直樹さんはB1に入れ替え戦で昇級しているのですが、
この時に入れ替え戦面子の一人だった芦高さんという方が、
遅刻規定によって始まる前から敗退決定=降級確定、とかいう珍事を起こしていたのも覚えてますw

当時は連盟さんをはじめとした他団体でもやっているのを良く見ました。
ただどこからか「時間がかかるだけであまり意味が無い」という意見が多くなり、
結局どの団体からも消えていくわけです。



というわけで入れ替え戦なんて時代にもまれて消えた過去の遺物だと思っていた、
のですが、、、

なんか連盟の女流の方々のツイート見てたら、
どうも今連盟では一部で復活してるみたいですね。
それもA・B・Cとリーグがある中で、
Cリーグの首位がAリーグとの入れ替え戦に出場できる権利を得れる=飛び級チャンスがある、との事みたいで。
このシステムは個人的には非常に面白いな、と思いました。
女の子の新人さんは上に行くチャンスが多いほど良いと思っていますし、観客も付くんじゃないかと。
我が団体も検討してみないかなあ・・・・・と。



ちなみに当たり前の話ですが、
うちの団体も創設当初は女流は1リーグ制でした。
人数ふえてBができて、その後にCも出来て半期・通期で別れたりしましたね。
いつ頃から複数リーグになったかは私このリーグに参加していないので記憶が曖昧ですが、
確か朝倉ゆかりが連覇した第八期にはもう既に複数リーグだったはずなので、結構月日もたってるのか・・・
※愛内よしえが入会後即Aリーグに昇級し、その翌年に即決勝出た、ってのをなんとなく覚えている。

女流リーグについては実は連盟さんの方が歴史が浅くて、
我が団体も創設当初は「女流は神様だから牌掃なんてやらせちゃいけない」みたいな時代も実はちょっとだけあったりしたんですが、
それはまた別の話、別の機会にという事で^^