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2017年9月6日水曜日

苦い敗戦ってやつがある

週末の最終節についての展望を書こうと思ったが、
「大体誰かが書くだろう」って考えと、ちょっと色々と気分の問題があり別記事を改めて^^;
まあ気が向いたら金曜あたりに書く、かもw


以前に以下の記事にて、
麻雀の一局や一半荘は「自分を撮った写真」に非常に近い物がある、と書いた。
どれも自分には変わりない、でもどれも自分そのものではない。
体調、表情、角度と色々な要素が重なってくる。
写りの良い写真ばかり集めて「これが自分だ」と言う人のはちょっと違うかもだが、
一方で、酷い一枚だけをもって自分を評価されては納得できない人もいるだろう、と。

http://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/02/1.html


ただし、
「一枚一枚、すべてがまぎれもなく自分」という事実を認めない人が多いのも事実である。
麻雀を楽しむだけであれば酷い写真を見る必要はない。よく出来た写真だけをもって「これが自分だ」と思えばいいだけである。
だが、競技選手を続けるのであればそれとは逆に「どんな一枚も自分である」という事実から目を背けるのはよろしくない。

さて話変わって先日、
わが協会の公式戦であるオータムチャンピオンシップに出場した。
トーナメント1回戦にて綱川・水口・秋山と戦い、
水口との競り合いに屈して敗退となったわけである。

正直に、自分で振り返ってあまりにも酷い内容に、
ここ数年で一番落ち込んだ対局だった。
正確に言うなら今回の内容から、ここ一年位の対局を振り返って落ち込んだ。

なんというか「競技麻雀は攻めなきゃ勝てない」という考え方を言い訳に、
最近あまりにも自分が細かい判断を放棄している事を思いっきり考えさせられてしまったのである。

とある将棋漫画にて、
「『潔い』のと『投げやり』なのは 似ているけど違うんだ!!」
という台詞があったが、本当にその通りだなと。

今年日本オープンの決勝にて渋川が勝った時にその内容に驚かされた。
どんなに追い詰められても冷静にぎりぎりまで相手をひきつけつつ勝ちきる姿が、
間合いを数センチ単位で見切って相手の攻撃をかわして勝つ剣の達人のような芸術的な域であり、彼の天才性と自分の未熟さを思い知らされた。
・・・・・・・・さすがにかっこよく表現しすぎか。ちょっと吐き気してきたw

https://susumutakenaka.blogspot.jp/2017/03/15_27.html


最近忙しさを理由に、
他人の麻雀や自分の麻雀を客観的に分析する機会を持ててない事がちょっとまずい方向になっているのはもはや否定できない。
今週末の最終節がどのような結果になったとしても、
来年度のリーグ戦いや雀竜位B級までにはもうワンランク上を目指してもう一度勉強しないとなあ、とか思わされた一日だった。






というわけで、
世間からみたら物凄い地味な敗戦だったけど、
自分の中で競技麻雀史上ベスト5に入るくらい苦い負けだったと、
この日記で書いときました。

まあ過ぎた事はしょうがない部分もあるので、
今週末はとりあえず細かい事考えずに頑張ろ!!

願わくば一年後位に、
「オータムの惨敗で改めて自分を見直せた」と思えるようになりたいかな。





多くの競技選手が持っているであろう正直な本音として、
「世間一般での評価」も大事だが、物凄い広くて曖昧で千差万別な意見のある世界とわかってて、
だからこそまずそれ以上に「自分が敬愛するごく一部の打ち手からの評価」はちゃんと欲しい、って気持ちがあると思う。
僕もそれは強い。

自分が勝ったときに本音の「おめでとう」を仲の良い人達に言ってもらえる位の雀力はもっていたい。
そんな風に考えてるのでありました。