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2017年4月7日金曜日

実写の二階堂亜樹さんを実写化って言われても(^^;)

連盟の二階堂亜樹さんをモデルにした漫画が実写化されるらしい。

http://aki-movie.com/

ただ僕は正直にこの漫画を読んだ事がない^^;
僕が一番麻雀漫画を読み込んでいた時期からちょっと後の時期の作品だからである。(この漫画の存在は知っていたが)
まあ僕ら世代にとっては「女流プロといえば二階堂亜樹」というぐらいの有名な存在であり、
彼女を取り上げた麻雀漫画は多数ある。ただそれが実写化されるというのは初だろう。
古くから見てきたリアルに存在するプロをモデルにした作品が「実写化」っていうのはなんか凄い面白い感覚である。
本人普通に実写ですけど」と突っ込みたくなるようなw
「聖の青春」とかで羽生さんを初めとした将棋棋士の方々は同じような感覚だったのかな^^;

さて今日は「麻雀プロをとりあげた麻雀漫画」についてちょっと所感を書こう。
これには大きく分けてフィクション・ノンフィクションの2つがある。(って当たり前だが)
たとえば今年の最強位を取った近藤千雄の漫画が近代麻雀で乗ったが、これは大体ノンフィクション、実話である。




※ただし近藤の腹筋など一部はフィクションである

これに対して、実在プロを使った作品にはフィクションも多数存在する。
麻雀新撰組(阿佐田哲也氏、小島武夫氏)や女流プロ、男子だったら滝沢和典プロや佐々木寿人プロを使った作品が有名だろうか。
これらは
①実在人物が打ってはいるが闘牌内容が完全に創作、
②名前だけは実在人物だが、そもそもの性格・容姿も違う、
といった感じの物である。

二階堂さんについて言えば、昔近代麻雀で連載されていた「覇王」って作品が特に印象的だった。
凄い巨乳の色っぽい女性に書かれているのを見て、さすがにちょっとビックリした記憶があるのだが、残念ながらネットにて画像が見当たらず・・・^^;
原作の簡単なレビューはあったので興味ある方はどうぞ

https://liginc.co.jp/217226


麻雀漫画により麻雀プロの存在を知る人も多いし、
個人は勿論、業界や麻雀そのもののイメージアップの為にも、こういった実在プロをモデルにした作品はありがたい点が多い。
・・・・ただまあ「プロってこんな風に凄いんだ。超能力者みたい。」というあらぬ誤解が生まれる、という問題点があるのも事実だろう。

早い話、ノンフィクション作品の闘牌内容というのは基本的には「そんなバカなw」である。
物凄いアクロバットな和了や驚異的な一点止め、
以前別記事でも書いたが、
スポーツ漫画だったら大体の読者が「ありえない」と理解しながら読むのだが、
麻雀漫画だと「ありえるかも」になるケースは結構あるのだ。
某テニス漫画のように体からオーラだしたり分身したり無我の境地とか行ったりしないから、「リアルでも起きるかも」という気持ちはわからなくもない^^;
そしてそれが実名プロの闘牌シーンとして書かれていると、なおさら誤解に拍車がかかるのである。
その境界線をちゃんと見極められるような雀力が全ての読者にあるはずはない^^;

麻雀プロは、只でさえ麻雀というゲームに対する人々の「理想(言うなら妄想)」と、競技選手が知る「現実」の狭間に立たされる事が多い。
実際の麻雀というのは漫画のようにご都合主義では行かないのだ。
創作の中に自分を描かれる、一方でリアルの自分を見られる、そんな立場に立つのは結構大変なのかもしれない。

そういえば数年前に雀鬼こと桜井章一氏が「20年間無敗はガセネタ」と公式サイトで述べていた
。別に信じてはいなかったが、公言した事には驚いた。

協会の女流でいったら、その手の立場の苦労を一番おったと思うのは僕の中では「成瀬朱美」だろう。
協会6,7期あたりでデビュー初期にも関わらずメディア露出の大部分をに背負っていたその苦労は今考えると創造に難くないし、実は結構尊敬しているプロの一人である。

改めてそんな麻雀や麻雀プロという物の性質や二階堂さんの知名度を考えると、とてつもなく激しいプレッシャーを受けてきたんだろうなあ、と思たりした次第である。

うーん、、、、映画見に行ってみるかな。
いや。ぶっちゃけ今のところは興味ないけど(爆)
まあ後、ライバル役を元AKBの増田有華がやる点は個人的にはすごく興味深いですね・・・w

さてさて、ちょっと話を戻す。
上記のように麻雀漫画には実名プロを使ったフィクション作品が多数存在する一方で、ノンフィクションもちょくちょく存在する。
大半は一回の大会レポート程度の作品になるが、中にはもっとリアルを追求した作品も過去にはあった。

それらについての記事がちょっとだけ続く。