follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年11月20日日曜日

会社員が麻雀プロになるとして⑤:プロになるメリット(自分の実力を分析できてますか?2)

本記事およびこれに関係した記事は僕のかなり一方的な見解です。、
麻雀プロ全体とか協会の団体としての見解とは、かんなり異なる可能性があります。
あくまで個人の私見と考えてご覧ください。


前回の記事
http://susumutakenaka.blogspot.jp/2016/11/1_18.html

今回と前回の記事は、
あくまで「プロになって麻雀を徹底的に強くなりたい」という人向けの思考。
「麻雀を楽しむ」という視点ではない点を前提にお楽しみください^^

 


さて続き


前回「プロになる事の最大のメリット」は
「自分の実力をきっちり評価・分析してもらえるチャンスができる」という点を書き、
その要素を以下の通りに分けました。
①自分の麻雀を他人に見られる回数がかなり増える
②自分の麻雀について他人のストレートな批判をもらえるチャンスができる。
③麻雀技術力が確かな人が知人が出来る可能性が大きく上がる。

今回はまず②について
これを語るに当り皆さんに質問します。
特にフリー雀荘に行きなれている方、オープン大会に何度か出た事がある方向けです。

皆さん、
雀荘のメンバーさんやプロに
「お上手ですね」「強いですね」「凄い一打でしたね」
といったような事を言われた事って何回くらいありますか?
それなりに経験あるんじゃないでしょうか?

逆に雀荘のメンバーさんやプロに
「お下手ですね」「弱いですね」「酷い一打でしたね」
といったような事を言われた事って何回くらいありますか?
ほとんど、というか経験無いんじゃないでしょうか?
言われたとしても冗談半分での突っ込みや、
裏で言われたのが人伝いで聞こえてきた等じゃないでしょうか?

これがメリット②の背景
「業界関係者と客である以上、絶対に遠慮が入る」
という点です。

最初に断っておくと、
別にメンバーもゲストプロもお世辞だけしか言わない訳じゃありませんw
あなたの一打を本気でほめている時はいくらでもあります。

でもある程度お世辞は言う、
それ以上に「お客さんの麻雀を批判する事」は絶対にしません。する意味がありません。僕だって絶対にしない。

要するにお客さんへの意見には、
「本音の賞賛」も入るけど「お世辞の賞賛」も混じる。
そしてそれ以上に「本音の批判」は絶対に面と向かって出ないのです。(まあ店への出禁を伝える時くらい?)
仮に「正直なダメだしをしてください」とお客が頼んでも、ある程度はオブラートに包む物です。
既述の様に正直な意見が人伝い等で耳に入ってくる時はあるかもですが、それは会話じゃないので麻雀の技術向上に役立つような物じゃありません。
つまりプロになるという事は
「自分に対する本音の批判を聞く機会、それを基に会話が出来る機会、が増える」という事なのです。
そしてこれと①のメリットが合わさって、大きな意味が出ます。
※まあプロになったからといってお世辞が0にはならないですが。プロ同士でも店と客って関係は良くありますし^^;そこは勘違い注意。
 

そして③について
ここまでの文章を見てきて、
「麻雀を後ろ見しあって本音で意見交換している友達はいる!批判なんて何度も受けてる!」と思った方、

それは確かに「本音」でしょう。

でもその友達の意見は「的確」でしょうか?
その友人は本当に麻雀力が高い人なのでしょうか?
そしてあなたにその友人達の麻雀力を見抜く目は既に備わっているのでしょうか?

もしも、
身の回りに麻雀技術力が高い人を置ける可能性が増えるとしたら、大きなプラスじゃないでしょうか?
そしてそういった特殊な環境を得るには、やはり麻雀プロになるのが有効な手段の一つなんです。

まあ今まで書いてきたとおり、①メンバーになる②ネット強者とのコミュニティを作る、って手はあります。ただ会社員にはちょっと厳しい面があるかも。

ちなみに過酷さではメンバーの方が遥かに上です^^;
私見として、プロの平均レベルより、メンバー歴1年以上の若手・中年の平均レベルの方が全然高いと思ってるし。
ネット麻雀の超高段者も独自のコミュニティーをもって麻雀プロに似た環境を構築している場合が多いのだろうと思われます。

※ちなみに今回は「雀プロ、メンバー、ネットの環境比較」とか面倒だしはしません^^;wあくまで本文章は「麻雀プロのすすめ」です(*・ω・)

さて、最後に

麻雀って四人でやるゲームですよね。そしてかならず着順が決まるルール。
だからこそ多くの人は「麻雀はオープンなゲームであり、お互いの実力がある程度把握できる」と思っているふしがあります。

でも現実はとんでもない。
麻雀って「閉鎖空間におかれた個人ゲー」という部分があるんです。
一部の情報(手牌)は基本他3人にはシャットアウトされています。
実力評価の絶対的な数字指標もなく、
結果と実力の因果関係も非常に薄い。

その上で、
あなたは周りの人達を分析・評価できてますか?
あなたは周りにちゃんと分析・評価されてますか?
そしてそれらを考えて貴方は自分自身を冷静に分析・評価できているのでしょうか?
まあぶっちゃけ私もいまだに自分の実力なんてよくわかりませんけどね^^;

こういった点が「強くなりたければ麻雀プロになるべき」と僕がお勧めする理由になります。

他人との意見のやり取り、そこから来る自己肯定と自己否定、これなくしてつよくなるのはやはり難しいのです。
 

さて、もう一つだけ大事な事を。
今まで数回にわたり「麻雀プロになる事=強くなるチャンスを得る事」と書きました。

そう、
チャンスに過ぎないんですよ。
なったからといって強くなるわけではありません。

何年もただプロをやっているだけでは上達もしない、
まあそれはそれで麻雀プロとしての楽しみ方だからいいんですが、
「長くやってる=自分は強いからしのげてきた」みたいな勘違いが結構多い

というわけで次の記事で
「麻雀プロになった後に心がけた方が良い事」
についてちょっと書きます。

・・・・まあ実はここまでの文章の中で半分くらい答え書いてるんですけどね^^;